【完】私の甘い彼氏様
二人に迷惑か…。
「あっ、そーだ。教室移動じゃない?」
「そうだね、ナイス早紀。行こう、美亜ちゃん!」
空気を変える話題を作ってくれた早紀ちゃんと、わざと明るく言ってくれた雛乙ちゃん。
みんなも教室移動し始めたし、私から注意を剃らしてくれたんだね。
私が嫌がってるって分かって。
本当にいつもいつも気を使わせちゃって、私ってダメだな。
「行くっ!」
っていうか、次科学だ!
やったー!
私、実は科学が一番得意で一番好き。
「美亜ちゃん科学得意だよね?」
「うん」
雛乙ちゃんが私に聞く。
なんだろう?