【完】私の甘い彼氏様
心羽ちゃんと話す碧を見ながらそんなこと考えていると、
「そう言えば明日学力調査あるわよね?」
という早紀ちゃんの声が耳元に。
もちろん私はバッチリ対策している。
早紀ちゃんもいつも順位は20番台だし、全然問題ないのだろう。
まあ、碧も絶対大丈夫だと思うけど…
「わーー!そうだっけ?やばーい」
問題は何処からか現れた雛乙ちゃん。
実は雛乙ちゃんの順位は下から数えた方が速かったりする。
よく勉強教えてって頼まれるしね。
それにしても、どこから来たんだろう?
「美亜ちゃん、早紀、野田くん!勉強教えてっ!」
いつも通りの光景に、碧がいない。
そのことに少し胸がいたんだのは紛れもない事実。