【完】私の甘い彼氏様
でもこれは、雛乙ちゃんが私のために言ってくれたこと。
私が碧とお話したいのなんてバレバレなんだね。
それに、自分で決めたから。
今日から頑張るって。
碧が勉強会に来てくれるならそれこそ良いチャンス。
こんな機会を逃したらダメだ。
「分かった。私誘ってみるね」
ここはダメ元でも誘ってみよう。
これは私にとって大きな2歩目。
そうと決めたら即実行!
それが私だもんね。
「碧!」
心羽ちゃんと話してる碧に私から声をかけるなんて、今までと逆だ。
心羽ちゃんも嫌そう…。
でも、今まで自分をおし殺して碧に我慢させたんだから、もうそう言うのはやめたい。
私だって小心者の自分は嫌いだもん。