【完】私の甘い彼氏様



「ねえねえ、高田さん?」




そう私に話しかけてきたのは心羽ちゃん。


顔は笑っているけど、睨まれているような気がする。

まあ、私と碧が話していて気分が良いわけないだろう。

でも、急にどうしたんだろ…。




「その勉強会、私も参加していい?」


「え?」


「実は私も今回やばくって…。高田さんと碧がいるなら百人力でしょ?」




多分、心羽ちゃんが言っていることは本当なんだろう。

だけど…。


ここでいいよって言っちゃったら今までとなにも変わらない。

だからと言って一緒に勉強したいと行ってる心羽ちゃんを断るのは…。



でも心羽ちゃんは私と勉強なんて絶対望んでない。

私だって恋敵と勉強会なんてしたくない。


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