【完】私の甘い彼氏様
早紀ちゃんの言葉が私の胸に響いた。
いつだって早紀ちゃんは私にとって一番の事を考えて、時には自分が悪者にだってなってくれる。
でも、そんなの可笑しいよね。
私が小心者なせいで早紀ちゃんが悪者になるなんて嫌だ。
私だって小心者じゃなくなって、自分でハッキリ言えるようになりたい。
大事な人を守りたい。
「早紀ちゃん、ありがと」
「美亜、大好きよ」
「私もっ!」
そしてその大事な人は私にとって早紀ちゃんと雛乙ちゃんと玲音くん、翔太を始めとしたいつも笑顔をくれる友達…そして、碧。
君にとって私が“大切”じゃなくても
私にとってはかけがえのない“大切”。
まだまだ大好きで、
きっとこれからも大好きで、
忘れられない人。