【完】私の甘い彼氏様



「俺お茶とか持ってくるからテキトーに寛いどいて」




そう言って碧が登ったばかりの階段を下りていく。




「ありがとう」


「おお」




彼女だったら私も付いていってお手伝いするけどお母さんとかに会ったら気まずいから出来ない。

何回か会ったこともあって、彼女って挨拶してたのにこれからは出来ないんだ…。


そんな小さな事にも胸が押し潰されそうになる。




「美亜ちゃん、大丈夫??」




雛乙ちゃんの心配しているような声が聞こえる。

私そんなに分かりやすく落ち込んでる…?


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