【完】私の甘い彼氏様



部屋に戻って学校の話とかわいわい話して解散になった。


碧とも普通に話せた。

明日も挨拶してもいいかな?

したいな。


そんな思いを抱いて碧の家を出た。




「ばいばい!」


「美亜、本当に大丈夫?」




早紀ちゃんが一緒に帰ってくれると言ってくれたけど、玲音くんと一緒に帰れるのに邪魔したくない。


早紀ちゃんは私の過去の事、唯一知っているからこうやって心配してくれる。




「大丈夫だよっ!明日ね」




私は二人と逆方向に歩き出した。

本当は早紀ちゃんと同じ方向だけど、ちょっと遠回りしたい気分。


夜風に当たりながらすっかり暗くなった道を歩く。


< 239 / 387 >

この作品をシェア

pagetop