【完】私の甘い彼氏様
酷い。
こんな痣思いっきり殴ったり、それか転んだりしないとつかないよ。
もしかしたら転んだのかもしれない。
でも、私を避けている理由とその痣になにか関係がある気がした。
「橋戸くん!その痣どうしたの?」
私は前を歩いていた橋戸くんを追いかけて聞いた。
でも、橋戸くんは私を睨んで一言、
「……お前うざい。話しかけんじゃねーよ」
そう言っただけだった。
「………え?」
今のは本当に橋戸くんが発した言葉?
こんな冷たい声聞いたことない。
なに?
何が起こってるの?
私、いつ橋戸くんに嫌われるようなことした?
分かんないよ。