【完】私の甘い彼氏様



その時、




「おいっ!何をしてるんだ!」





さっきの音で大柄の先生が駆け付けた。


須賀先生は私から離れ、猛スピードで教室を後にした。




「待てっ!」




大柄の先生の叫びを聞いて私はホッとしてその場に崩れ落ちた。



怖かった…。

でも、これで橋戸くんは傷つけられることないよね。


大柄の先生は私と橋戸くんに体調の確認と気づけなかったことに謝罪をして





「ここにいてくれ、養護の先生を呼んでくるから」




と言って走っていってしまった。


私にはまだやることが残ってる。

ホッとしてられない。


私は立ち上がって橋戸くんと2メートルくらいの距離のところまで行って頭を下げた。


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