【完】私の甘い彼氏様




「美亜、碧に挨拶でもしてもらった?」




……私が思ってること、なぜか早紀ちゃんにはバレバレなんですよね。

雛乙ちゃんも隣でニヤニヤしてるし……。


もう、二人ともっ!





「かわいー、美亜ちゃん」


「照れちゃって~!」




からかわないで~ぇ!


でも二人とも、からかってはいるけどなんだか安心したような顔をしている。

心配させちゃってごめんね。


昨日あんなことがあったのに今日こうして元気でいられるのは絶対碧のお陰。





「はいはい席つけ~!」




担任の先生がいつものように声をはって入ってきたから一旦お喋りは終了。


だけど、昨日の席替えで自由に決めてよかったから私の前が雛乙ちゃんで雛乙ちゃんの隣が早紀ちゃん。

終わったはずの会話は先生の隙をみて続くんだろうな…。


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