【完】私の甘い彼氏様




「おはよっ!」


「おはよう。お誕生日おめでとう、美亜。」


「はよ。俺からもおめでと。」





私が挨拶すると先に来ていた早紀ちゃんと玲音くんはありがたいお祝いの言葉をくれた。




「ごめんね、玲音くん。今日は放課後早紀ちゃん借りるね?」


「りょーかい。楽しんで来いよ?」


「ありがと」





私のともだちは優しいなぁ。

今日、昨日感じた碧へのモヤモヤ話してみよう。

あと、碧にたまに感じるドキドキとか、胸の高鳴りとか…。


私には分からないことがいっぱい。

早紀ちゃんならなにか教えてくれそう。




「あー!放課後たのしみだな」


「今日は一緒に祝えなくってごめんな」


「ううん!昨日本当に楽しかったよ!」





昨日祝ってくれたから私はもう幸せだもん。

まぁ…今日も一緒にいたいな、とは思うけど。

それに、今日も腕につけてきたブレスレット、すごく気に入ったし、何よりも碧が私のために選んでくれたって言うのが嬉しい。

ケーキも奢ってもらっちゃったしね!




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