【完】私の甘い彼氏様

2度目の勉強会




〔side 美亜〕




「で、どういうことなの?」






私が今、どんな状況に立たされてるかと言いますと…。



あのあと、6時限目だったのですぐに授業が終わり。

ホームルームも終わり。

帰ろう!と声をかけた私をすかさず雛乙ちゃんがキャッチ。


なぜか早紀ちゃんを学校に置き去りにして、雛乙ちゃんのお家に直行。

昼間約束した、私と橋戸くんの関係を話すのはいいんだけど…






「あの、ちょっと…近くない?」


「そんなのは気にしな~い、気にしない。で?」






私はなぜか壁に追いやられすぐ前には雛乙ちゃんの顔。

そして、もうひとつ疑問。






「早紀ちゃんは?置いてきて大丈夫なの?」






いつも3人で(私が碧と付き合ってたときはバラバラだったけど)帰ってるのに。


いつも玲音くんに悪いな、と思いつつも…玲音くんも碧といるし、なんて理不尽な嫉妬から早紀ちゃんと一緒に帰っている。

玲音くんがいるとはいえ、明日が怖いです。






「だって、美亜ちゃんと早紀が仲良しだからたまには私も美亜ちゃんとお話ししたいんだもん」



< 336 / 387 >

この作品をシェア

pagetop