【完】私の甘い彼氏様




ちょっと拗ねた風にいう私に







「そっ、そんなことない!!」






焦ったように思いきり首をふった雛乙ちゃんに可笑しくなってふふっと笑う。

つられたように雛乙ちゃんもアハハと笑う。



そんな関係性っていいな。


雛乙ちゃんはガッツポーズを作りながら







「今日の目標はね、早紀を越すっ!」






高らかに宣言した。


早紀ちゃんを越す??







「え?」



「早紀よりも美亜ちゃんのこといーっぱい聞いて、いっぱい話すの!」






もう、なんで嬉しいことばっかり言うんだろう。






「私も雛乙ちゃんのこといーっぱい聞く!」






もっともっと仲良くなりたい。


それで早紀ちゃんも一緒に3人でたくさんの感情を共有出来るようになりたいな。


< 338 / 387 >

この作品をシェア

pagetop