【完】私の甘い彼氏様




雛乙ちゃんの気持ちに少し目が潤む。

そんなこと考えてくれてたんだね。







「だから、もしも、…もしも美亜ちゃんにとって望まない結果だったとしても諦めないで!!」






それはきっと、私がふられたらってことだろう。


これから告白する予定の友達にこんなこと言っちゃうなんて雛乙ちゃんらしい。







「だって私たちがいるから!美亜ちゃんが諦めなければ私たちだって応援できるよ!」







でも、雛乙ちゃんのエールで私の気持ちはすっと軽くなった。



もちろん、私はふられる前提、なんて考えてない。

でも、諦めようなんてもってのほかだ。


二人を見方につければ怖いものなしだよ。


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