【完】私の甘い彼氏様



すると、ふと雛乙ちゃんが私の後ろを見て嫌な顔をする。


なんだろう?


なんて、見る前に







「美亜~!」






私の名前と背中に衝撃がやってきた。


早紀ちゃんだ。







「私も、ずぅっと美亜の味方!美亜に何があっても、どんな道を選んでも、私は応援するからね」



「二人とも、本当にありがとう!大好きだよ」






こんなの勇気を持たずにいられない。


二人にこんな風に言われると不思議と自信だって湧いてくる。







「もう、美亜ったら~。…でも、美亜が大好きなのは碧でしょ?」







早紀ちゃんがニヤニヤしながら言うからぽっと効果音がついてもいいくらい顔が熱くなる。






「か~わいい!美亜ちゃん」






ここぞとばかりに雛乙ちゃんまでニヤニヤする。


< 353 / 387 >

この作品をシェア

pagetop