【完】私の甘い彼氏様
「今さらなにを言ってるんだ、って感じだよね…。でも、どうしても言いたかった。
どうしても、私は、
碧と一緒にいたいの…。」
素直に気持ちを言うと、なんだかスッキリした。
「碧、お誕生日おめでとう。大好きです。
よければ私とーー「待てっ!!」
付き合ってください、と言う言葉はは碧に遮られる。
驚いてやっとのことで目の前にいる碧を見た。
でも、視線が交わることはなくて、碧は斜め下を見て難しい表情をしていた。
急すぎた……?
そうだよね、碧は私に告白されるどころか私が碧のことが好きだってことも分かってなかった可能性だってあるんだから。