【完】私の甘い彼氏様
碧はしばらく無言だったけど、私に正面から向き直って、
「美亜は俺のことが好き、なのか?」
ちょっと躊躇いがちに言う。
でも、私はもう躊躇う気なんてない。
「好きだよ」
「いつから?」
「付き合ってた頃…、うーん…割りとはじめからかな」
「なんで言ってくれねーの?」
「恥ずかしくて…」
「まじかよ…。」
「……?」
なんで私は今、質問攻めにされているのでしょうか…?
そして私はすぐに碧の決意したような瞳で見つめられた。
な、に…?
「美亜。もう一回、俺と付き合ってください」
「へ…?」
どういうこと…?
私に頭を下げる碧を見て、疑問符しか浮かばない。