【完】私の甘い彼氏様
「はいっ!!」
碧の彼女になれるなんて夢みたい。
でも、胸の鼓動が嘘じゃないって教えてくれる。
また、一緒にいられる。
気を使わないで話せる。
「あ、そうだ!碧!これ、プレゼント…」
渡しそびれていた誕生日プレゼント。
早紀ちゃんと選んだ私とお揃いのスマホケース。
早紀ちゃん、雛乙ちゃん。
私、ちゃんと言えたよ。
碧の彼女になれたよ!!
支えられてきた分幸せになります。
それが二人にとっての一番の恩返しだと思うから…。
二人とも、本当にありがとう。
「開けても良い?」
「もちろんだよ!」
プレゼントを渡したあとってソワソワする。
喜んでくれるかな…?
「なにこれ!?ちょーかっこいいな。さすが美亜!」
「へへっ。ありがとう」
「こっちこそ、プレゼントありがとな」
私だけに向けられた笑顔。
…私だけの笑顔。