【完】私の甘い彼氏様
お互いに黙って見つめ合う。
隣にいられなかった時間を埋めるように。
幸せな時間だな…。
「美亜」
「どうしたの?」
碧に呼ばれる名前は特別だ。
美亜って呼ばれるだけで幸せ。
碧が私に手招きする。
…こっちに来いってことかな……??
碧に駆け寄る。
けど、
「あーーーっ!!」
「どうした、美亜?」
問題を忘れるところだった。
「碧、心羽ちゃんは…?」
二人が付き合ってないとはいえ、なにかあるのは明確だ
それも碧の義務になってしまうようななにかが…。
心羽ちゃんも言っていた。
『碧は私から離れられない』
って。
その問題は解決したの…?