【完】私の甘い彼氏様



その時、





“バーンッ”




碧が開けたときとは対照的に思いっきり屋上の扉が開け放たれた。



な、なにっ!?



そこには






「心羽ちゃん…」






ムスッとどこか怒った表情の心羽ちゃん。


なんでここにいるの?

そして、何で怒ってるの!?



でも、怒りの矛先は意外なことに私ではなく






「もうっ!待ってたのに!!」





碧だった。



きっと、碧と心羽ちゃんはいつものように一緒に下校する予定だったのだけど私が碧を呼び出したから心羽ちゃんは下駄箱で待ってたのだろう。

ただ、話が長引いたので乗り込んできた…。



うん。

冷静な私、ナイス推理。


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