【完】私の甘い彼氏様
ーーーーーーーーー
「碧との帰り道、久しぶりだなぁ♪」
俺の手をとって振り回しながらルンルンスキップしてる美亜。
そんな無邪気に笑うな。
…可愛すぎるから……。
あー、もうっ!
なんでこんなに可愛いんだよっ!
男たちがこっち見てるから。
まあ、睨んで散らすけど。
「私ともまたたまにでいいから、一緒に帰ろうね?」
少し涙が残った瞳で俺の顔を覗き込むのは計算?
美亜は自覚してるくせに、そういうところは天然なんだよなぁ…。
「これからは毎日一緒に登下校できるから」
「本当っ!?」
今度は目をキラキラさせる。