【完】私の甘い彼氏様
いや、むしろ嬉しいし。
俺が美亜の事迷惑に思うことなんて一生ない。
「迷惑な訳ないだろ」
まさか今日美亜に会えるなんて思ってなかった。
俺が言うと美亜が安堵の表情に変わった。
やばい、可愛すぎ…。
「美亜、誕生日おめでと」
「うん。ありがと!」
やっぱり美亜は可愛い。
美亜の笑顔をみてしみじみと思う俺は極度の重症。
今も美亜の事を甘やかし過ぎだって早紀や玲音に言われるしな。
でも、そんなのしょうがないよな。
美亜が可愛すぎる。
こんな笑顔を見れるなら、なんでもしてあげたいと思う。
「美亜、こんな遅くに一人できたのか?」
「うん。碧に会いたくなっちゃって」
ずっきゅーん!
美亜、やめろ。
心臓に悪い。
「危ないから送る」
「えっ!私もう帰るの!?」
「あんまり遅くなるとご両親が心配するだろ?」
というか、俺が心配だけどな。
「大丈夫!碧の家に行くって言ってあるから!」
「そっか。じゃあ、もうちょっといる?」
「うん!」
美亜が何故か嬉しそうにするので、たちまち俺も嬉しくなる。
俺に対する美亜効果は絶大だな。
それに、美亜の両親に信用されているのが嬉しい。