【完】私の甘い彼氏様
さすがにやられっぱなしはダメだな。
美亜になんかしたくなる俺。
ん~美亜の笑った顔はもういっぱい見た。
笑った顔はもちろん好きだけど、違う顔も見てみたい。
いっつも俺ばっか振り回されて…。
ちょっと悪戯してもいいよな。
「美亜」
「なにー?」
まだアルバムを見ていた美亜を俺の方に向かせる。
「ちゅっ」
「…っっ!!」
赤面する美亜。
俺にもこんな顔してくれるんだな。
可愛い…。。
「あっ…あお!?」
驚いて目を丸くしてる美亜。
そんなに驚くことか?
頬にキスしたくらいで…。
やっぱまずかった?
いや、でも付き合ってるよな?
「なっなな!」
「なんだよ、美亜」
「いま…キス…」
「ほっぺだろ?」
それでも未だに顔を赤くしたままの美亜。
どんだけ照れてんの?
まあ、可愛いからいいけど。
「美亜?」
「…」
「怒った?」