【完】私の甘い彼氏様
「あとは髪巻くだけだから」
「うん」
今まで一回も鏡を見せてもらってないからドキドキする。
碧に会いたいって思いが膨らんでくる…。
私、いつから碧のこと好きだったんだろう。
「はい出来上がり」
そう言った早紀ちゃんの手に持たれていた鏡に写った私は…
「誰、これ…」
別人みたいだった。
私、こんなに可愛かったっけ…?
「もともと美亜は可愛いからねぇ。でも、もっと可愛くなったでしょ?」
「ありがとう!早紀ちゃん!」
やっぱり早紀ちゃんはすごいや。
「でも、碧が心配ね…」
「ん?」
碧のなにが心配なんだろう…?
よく分かんないけど、もっと碧に会いたくなった!