【完】私の甘い彼氏様
今日は楽しい日になるって思ってたのに…。
もうダメだ…。
そう思った時だった。
「お前らふざけんなよ」
背後から黒いオーラがひしひしと伝わってくる。
この声は…
「碧!」
「美亜!」
碧は私の腕を掴み、相手の男の腕を払った。
碧が来ただけですごく安心する。
「なに俺の彼女に手出してんの?」
今まで見たことないくらい碧が怒ってる…。
「じょーだんだし」
「本気にすんなって」
「なに言ってんだよ。ふざけんな」
碧が守ってくれた安心感で涙がこぼれてきた。
なんでだろ…。
「今度美亜のこと泣かしたら許さねーから」
碧がそう言うとナンパ男達は文句を言いながら帰っていった。