【完】私の甘い彼氏様



今日は楽しい日になるって思ってたのに…。


もうダメだ…。

そう思った時だった。




「お前らふざけんなよ」




背後から黒いオーラがひしひしと伝わってくる。

この声は…




「碧!」


「美亜!」




碧は私の腕を掴み、相手の男の腕を払った。

碧が来ただけですごく安心する。



「なに俺の彼女に手出してんの?」




今まで見たことないくらい碧が怒ってる…。





「じょーだんだし」


「本気にすんなって」


「なに言ってんだよ。ふざけんな」





碧が守ってくれた安心感で涙がこぼれてきた。
なんでだろ…。





「今度美亜のこと泣かしたら許さねーから」




碧がそう言うとナンパ男達は文句を言いながら帰っていった。






< 67 / 387 >

この作品をシェア

pagetop