【完】私の甘い彼氏様
玲音くんも早紀ちゃんと合流したらしく、二人で話している。
そして私の前には心配の色をみるからに浮かべた碧。
「美亜、大丈夫?」
「うん…ありがと…」
もう涙は引っ込んだ。
でも、碧を見てるとまた泣いちゃいそう。
「そこまで怖かったわけじゃないから」
「美亜にとっては日常茶飯事だもんな。」
「うん」
「でも、なんで泣いてたんだ?」
「碧が来て安心しちゃったのかも」
私が碧に笑いかけながら言うと照れたように笑って
「そう言う可愛いこと言うなよ。さっきも…」
「さっき?」
私なんか言った…?
「あと、今日の美亜可愛すぎだから…」
あーあもう、碧のせいで絶対顔真っ赤だよ…。
私、すごい碧が好き。
心からそう思う。
早紀ちゃん、ありがとう!