【完】私の甘い彼氏様




              


「はーい、そこの二人!イチャイチャしない!行くよ!」


「イチャイチャっ!?」


「してたでしょ?」


「えっ!?」





してたかな?
でも、そう思われるのが何故か嬉しいって思う。





「じゃあ、行くか」





碧が私の手をとってそう言った。
もう当たり前になった、碧と手を繋ぐと言うこと。

まだちょっとくすぐったいけど碧の体温を感じられるからこの瞬間が好き。




「うんっ!」




前で玲音くんと早紀ちゃんも手を繋ぐ。

本当に二人はお似合いだなぁ。




「美亜なにニヤけてんの?」


「にやけっ!?」


「てただろ?」


「してないよっ」





私、ニヤけてた…?

私が碧に言われたことを気にして悩んでいると…




「ククっ」




碧が笑い出した。





「なんで笑ってるの!?」


「美亜が百面相してるからだろ?」


「それは、碧のせいだよ…」





もー!
ほんとに恥ずかしいっ!

私今日碧に変なとこ見られてばっかり。







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