【完】私の甘い彼氏様
「美亜、これから絶対俺と離れんなよ」
「え?」
「今日の美亜可愛すぎて心配。」
なんで碧はそう言うことばっかり言うかな~。
早紀ちゃんが言ってた碧が心配ってこのこと?
「私も絶対碧から離れたりしないよ」
「絶対離してやんない」
「だからそこ!イチャイチャしないっ!」
また早紀ちゃんから一喝される。
「電車乗るよ」
「はーい」
そう言ってみんなで改札に向かった…けど。
"ブッブー"
私が改札を抜けようとしても開かない。
まさか、お金足りない?
最近チャージしてなかったから!?
「ハハッ」
「笑わないでよ…」
私の後ろにいた碧が笑って見ている。
「早紀と玲音。先行ってて」
「分かった」
「じゃあホームで待ってるわ」
早紀ちゃんと玲音くんがホームに向かって歩いていく。
「碧も先行ってていいよ!」
「美亜だけ残したらいつになるかわからないからいいよ。」
「ありがと」
「と言っても、さすがの美亜でもチャージくらい出きるだろ」
「もちろんできるよ!」
今時高校生にもなってチャージ出来ないわけないもん。
「まあ、俺が残ったのは美亜と二人きりになりたかったのもあるけど」
「ばか…」
私ばっかり照れてて恥ずかしい。