【完】私の甘い彼氏様
「ごめんね!待たせて!」
「いーよいーよ」
ようやく私も改札を抜けて早紀ちゃん達と合流。
その時丁度よく電車がホームに着いた。
「わー混んでるね」
都心行きはやっぱりいつでも混んでるなぁ。
「さぁ、乗るわよ」
「早紀張り切りすぎだから」
「押し潰されそう」
「美亜は俺が守るから」
「玲音もそれくらい言ってよ」
「早紀は一人で大丈夫だろ?」
「早紀ちゃん強いもんね!」
結局私達はドア側のスペースを確保。
したけど…。
私の前には私の両サイドに手をついて私を守る形になった碧。
「美亜、大丈夫?」
着く前に心臓壊れちゃいそうだよ…。
「碧こそ大丈夫?」
「俺は男だし」
「無理しないでね!辛かったら場所交換するから」
「ブハッ!お人好しだな…。美亜を外側にいかせるわけねーだろ」
「ありがと…」