【完】私の甘い彼氏様
「いっぱいいる~!!」
「美亜、走るな」
ゲートをくぐった瞬間一面ガラス張りで、魚が泳いでいたから嬉しくなって走った私。
私…高校生なのに…。
「はぐれたら困る」
落胆していると私の手を取って歩き出した碧。
なんでこんなにかっこいいかなぁ。
「ありがと」
「なにが?」
なにがって聞かれても…。
言いたくなっただけ。
碧にはいつも助けられてるしね。
「なんでもなーい」
私が笑うと碧も笑う。
伝染してるみたいに。
「美亜は最近水族館来た?」
「ううん。でもやっぱり楽しいね!」
「そうだな。美亜と来れて良かった」
碧に優しく笑われると心がジーンって暖まるみたいだから不思議。
恋って幸せ!