【完】私の甘い彼氏様
「私だけ蚊帳の外…」
シュンとしていうと、
「美亜?ごめんな」
本気で心配している様子の碧。
ふふふ…。
私を置いてけぼりにした罰!
「いいよ…でも…」
「でも?」
困った顔をしている碧。
こう言うときの碧はほとんどなんでもしてくれるんだよね。
ちょっと寂しかったから意地悪してやる~!
「今日カフェでケーキ奢ってね♪」
私が語尾に音符を付けて言うと
「はいはい、分かったよ。」
そういって私の頭をなでなでする碧。
その目は本当に愛しいものを見ているようで急に胸がキューっと締め付けられるように痛くなった。
「楽しみだね」
「そうだな」
ニコッと微笑む碧は嬉しそうで私も嬉しくなった。
放課後にならないかな~!