【完】私の甘い彼氏様






「碧!碧!早く行こっ!」





やっと、放課後になった~!

今日に限って授業が長引いた。

しかもよりによって私の大嫌いな英語!

もー!

いっぱい食べてやるっ。



私は待ちきれなくてなって碧を急かす。

だって、ケーキ大好きなんだもん!


はやく食べないとっ!





「分かったから急かすなよ、美亜。甘いものは逃げないから。な?」


「うん!!」




私は根っからの甘党。

甘いもの大好き過ぎて、甘いものだけで生きていけると思っている。


碧は甘いものはそこまで好きじゃないらしいんだけど、私に付き合ってくれる。

碧は優しい。




「支度できたから、行くか。」


「うん!」




碧が廊下に出ていくのを追って、私も飛び出した。

廊下にはまだいっぱい生徒が残っていた。






< 9 / 387 >

この作品をシェア

pagetop