【完】私の甘い彼氏様
でも、美亜はいいのか?
それってプロポーズみてぇだけど?
っていうか少なくとも俺はそう捉える。
「プロポーズみたい…だね?」
チラリと俺をみて言う美亜はもう確信犯だよな。
でもそう言うのは男から言わないとかっこつかないだろ?
「ちゃんとするから。プロポーズ。」
この言葉自体が俺にとってはプロポーズみたいだし、勇気いるけど、これからも美亜といたいのは本当だからな。
「うん。待ってるねっ!」
俺の言葉に嬉しそうに返事をする美亜。
お互いに顔を見合わせて笑った。
「美亜、俺とずっと一緒にいて」
「うんっ」
そして俺は今までの握るような手の繋ぎかたを、指を絡める恋人繋ぎに変えた。