青い空に朝日が昇れば


高校生になって1年が経ったはずなのに、まだ馴れない空気感。


女の子の悪口大会。


男の子との距離。


そういうのきっと私は疎いんだ。


あそこにいるキラキラした女の子たちはこの教室が何色に見えているのかな。


そこで話してる男の子たちは?


私には色褪せて見える。


教室全てが色褪せて見えるのはどうしてだろう。


「遥。どうしたの??」


友達の詩由が心配そうに私を見た。


「なんでもないよ。球技大会どうしよっか??」


どうしてかなんて、自分が1番分かってる。


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