好きなあの人
【緋南side】
初めての場所で迷子になるあたし。
千尋は違う場所の為違う場所に向かってしまった。
「あぁ、どこ……ここ……」
するとたまたま遅刻してバスに乗っていなかった同じクラスの男子を見つけて話しかける。
「おはよー!場所とか分かる?」
「あぁ、樋口か……分かるけど……」
案内してもらい一緒に付いて行く。
「あ、ここか……」
さっき見つけた男子は先に入ってしまった。
――ガラガラッ。
教室に入ると皆の視線がこっちを向く。
おぉ……恥ずかしい……。
自分の席に付き周りを見る。
――ガラガラッ。
「おはようございます、皆さん。では体育館に行きましょう。」
番号順に並ぶ。
「えーと……そこ、男子の列だよ」
「えっ?あぁ、ごめん」
それが初めての出会い。
「……顔に何かついてる?」
「あ、空見てた。」
先生が私の名前を呼んで列に戻る。
その間ずっと男の子の視線を感じた。
初めての場所で迷子になるあたし。
千尋は違う場所の為違う場所に向かってしまった。
「あぁ、どこ……ここ……」
するとたまたま遅刻してバスに乗っていなかった同じクラスの男子を見つけて話しかける。
「おはよー!場所とか分かる?」
「あぁ、樋口か……分かるけど……」
案内してもらい一緒に付いて行く。
「あ、ここか……」
さっき見つけた男子は先に入ってしまった。
――ガラガラッ。
教室に入ると皆の視線がこっちを向く。
おぉ……恥ずかしい……。
自分の席に付き周りを見る。
――ガラガラッ。
「おはようございます、皆さん。では体育館に行きましょう。」
番号順に並ぶ。
「えーと……そこ、男子の列だよ」
「えっ?あぁ、ごめん」
それが初めての出会い。
「……顔に何かついてる?」
「あ、空見てた。」
先生が私の名前を呼んで列に戻る。
その間ずっと男の子の視線を感じた。