激甘王子に溺愛されました
つきまとわれてます



「ちいちゃんー!」



朝教室に入ると大きい声で名前を呼ばれる。


またいる……
またというかもうここ2週間ずっとだけど

私の席に座ってる彼。



「おはようちいちゃん」


「……どいてくれないと座れないです」


「俺の膝の上座れば?」



この人の頭の中はどうなっているんだろう……
よく知らない男の人の膝に誰が座るか



「あ、!でもちいちゃんが座れないとちいちゃん疲れちゃうからどく。」



私が席に座ると前の席のイスに座り私の顔をじーっと見つめてくる彼。

無視してスマホの画面に目を移す。








< 1 / 117 >

この作品をシェア

pagetop