激甘王子に溺愛されました



いつの間にか後ろにいたお母さんに高月くんが「行ってきます」と言い、いきなり手を引っ張られた。


玄関の扉が閉まると抱きしめられた。

色々いきなりすぎて頭が追いつかない。



「ちいちゃん可愛すぎ……」


そう言いながらもっと強く抱きしめられた。


「さすがにちいちゃんのお母さんの前で抱きしめるわけにもいかなくてさ。いきなり手引っ張ってごめんね」


「ううん。ねえねえ……」

「ん?」

「高月くんもかっこよすぎだよっ……」



何言ってるんだ私……。

考えもせずに言ってしまった。


自分からこんなことを言うなんて思わなかった。

恥ずかしすぎてきっと私の顔はりんごみたいに真っ赤になっちゃってる……。



「あーもうちいちゃんだめそういうの。心臓に悪い!あ、いやだめじゃないけどむしろ嬉しいけど心臓に悪い」



「今日1日俺持つかな……」なんて言ってる高月くん。



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