激甘王子に溺愛されました
「今日は長い時間ちいちゃんとちいちゃんママと居れて楽しかった!ありがとう」
玄関では2人っきりだからかいつもの高月くんに戻った。
「お母さんうるさくてごめんなさい」
お母さんの代わりに謝る。
高月くんのことを相当気に入ったのかずっと喋ってたから。
「ううん、楽しかった!ご飯食べてるちいちゃん可愛すぎたよ」
ニコってしながら言う高月くん。
顔がちょっと熱くなったのは……多分気のせいだ。
「また明日ね」って言いながら私の頭を撫でて帰っていった。
前はただモテてる人、王子様とかそこまで言われる高月くんがわからないって思ってたけど、そう言われる高月くんの人柄の良さがちょっとわかった気がする。