激甘王子に溺愛されました



───高月side


帰るとき様子がおかしいと思ったらどうやら雷が怖いらしい。

ちいちゃんが雷怖いとか雷怖がってるとか可愛すぎる。



ゴロゴロゴロ ーーー!


光ってすぐに鳴った雷。
ちいちゃんはもう瞬きをしたら涙がこぼれ落ちそうなぐらい目に涙をためてる。

鍵を開ける手を止めて頭を撫でる。


「大丈夫。家入れば怖くないよ。大丈夫。」


小さく頷いたちいちゃんを家の中に入れる。


「お邪魔します」


小さめの声で言う。
S発言かもしれないけど怖がってるちいちゃんはいつもに増して可愛い。


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