激甘王子に溺愛されました




傘はさしてたけど傘の意味なかったんじゃないかってぐらい制服がびちょびちょだ。

流石にこのままだとちいちゃんも風邪ひいちゃうよね。



「制服びちょびちょだし風邪ひいちゃうからお風呂入っておいで」


「でも……服がないから」


「俺の貸す!」


何秒か間があったけど頷いたちいちゃん。
そのままちいちゃんをお風呂に連れていく。


「じゃあここにタオルと服置いとくからゆっくり体あっためておいで」

「ありがとう」


何か今日はやけにちいちゃんが素直だ。

というかテスト勉強からちょっとずつだけどちいちゃんが俺に対して冷たくなくなってる。

冷たいちいちゃんも可愛いけど素直なちいちゃんは本当に可愛い。


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