激甘王子に溺愛されました



前までは帰る時に着いてきたら早足で逃げたりしてたけど最近では一緒に帰るのが当たり前になってる。

高月くんが一方的に喋ってるだけだけど……



「ちいちゃん可愛い!」


まるで子供が子犬を見て「可愛い」と言ってるように私の横を歩きながら言う。

お世辞だろうから聞き流す。



「……」


そんなことを頭の中で考えていたらいきなり立ち止まった高月くん。





「星那!」




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