激甘王子に溺愛されました
高月くんの過去
無言のままいつの間にかいつもわかれるところまで来てた。
こんなに元気がない高月くんは見たことない。
「ごめんね」
悲しそうな笑顔で私に謝る。
謝られることなんて何にもしてないのに。
「ううん」
「今日のことは気にしないでね!」
そう言っていつものように私の頭を撫でる。
「気をつけて帰ってね。また明日!」
元気な高月くんを高月くんは演じてるけど目が笑ってない。
絶対ほのさんと何か過去にあったんだろうけどそんなこと聞いていい立場でもないし私もいつも通りの私を演じる。
……いつも見たいに笑ってよ