激甘王子に溺愛されました




「どうしよう。お弁当まで可愛く見えてきた。」



この人頭大丈夫かな。



「ちいちゃん、俺にも弁当作ってよ!」


目をキラキラさせて私に言ってくる高月くん。
誰が作るか。



「嫌です。」

「……だよね」



本気で落ち込んでるみたいだけど……
こっちとしては静かにしてくれてるから好都合。


だけど……やっぱりこの学校の王子様?と呼ばれているらしい人と机をくっつけて一緒にお弁当を食べてるってなると周りからの視線がすごい……



私が一緒にいたくている訳では無い。

だけど周りから見ればこんな普通の女子高生の私と高月くんが一緒にいるとなると、きっと周りも何で一緒にいるのかと疑問に思うんだろう。

実際私も疑問に思っているし。



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