三角関係。
~真波side~
二時間してやっと、目の前には入場口が。

「はぁ、疲れたね・・、」
「うん・・、こんなに並んだの初めてだよ・・。」

こんなに並ぶなら来なければ・・・。

「でもまなちゃんとこんなに長くいられるなら、いいやッ。」

そんな・・笑顔で・・。

「ありがとッ。私も龍ちゃんの話聞くの好きッ」

そう、龍ちゃんの話はマジおもしろいッ。
おもしろい話・悲しい話・怖い話いろんな事を離してくれるからいつも飽きないんだ。

「まなちゃん、まなちゃん、ほらチケット!もう乗れるよッ」

あぁ、そうだったッ!考え事してたらもうここまで来てたんだッ!

「あッ、ごめん、はいッ。」
「お願いしま~す」
「はい、では楽しんで来て下さいッ」
「やったー、早くのろうッ」

龍ちゃんそんなに急がなくても・・ッ。

「龍ちゃん、そんなに急がないでよッ」
「だって早く夜景みたいし、まなちゃんと話したいだもんッ」

えぇー!!もっとドキドキするじゃんッ。ただでさえドキドキするのに・・・。

「やったー、いっちばん!」
「もうッ。早いよー。」
「えへへ、ほらまなちゃん、こっち」

指さされたのはなんと龍ちゃんの隣!
まぁ隣はいつも朝そうだけど、やっぱ、ねぇ・・。

「う・・うんッ」

!?
なんかガタガタしてないッ!?
< 21 / 39 >

この作品をシェア

pagetop