三角関係。

～真波side～
二人、って選択にしてみた。
だってどちらかの悲しむ顔見たくないし、二人とも大好きなんだもん・・。

「二人って、二人のどこが良いからそんなせんたくしなの？」

え・・？

「そうだッ、教えろッ！」
「う・・えっと・・。」

あんま、考えた事なかったかも・・。

「あッ、あのね！！最初は龍ちゃんだったの、はっきり言うと。でもね、一週間付き合ってみたら京ちゃんもいい所があるんだなーって・・。」

本心を言ってみた。

「って、おぉい！！」

あッ！京ちゃんごめん！！

「う・・、うん、聞いて？でね、京ちゃんのことも好きになっていったんだ。次は龍ちゃんとの付き合って、龍ちゃんは前からすきだったからお互いの気持ちを再確認出来た。」
「うんうん。」
「二人とも良いところはあるんだよッ！だから・・・、どちらかなんて、決められないッ！！」

そう、本当に地裁頃からいた二人をどちらかがいい、なんて決められないッ！！

「まなちゃん・・」

びっくりしたー！

「なにッ？」
「好き、って言ってよ。まだまなちゃんからちゃんとは聞いてないよ？」

龍ちゃんが怖い。

「うッ、うん」

言っとかなきゃ怖そう。



「二人とも、

二人とも、同じくらい、

大好きッ！！」





うぅ・・。これでいいのかな？


「なぁ、俺の言うことも聞けよな？」

京ちゃんまで！？

「おいッ、龍介、俺の事忘れてたって想ってただろ？」
「想ってないッ、想ってないッ。」
「真波、俺も好きだ。」

チュッ！！

・・・・・！？えぇぇぇ！？

「んッ・・！！」

うぅ・・・、なんて意地悪な兄弟なんだろ・・。

「よしッ、ありがとなッ。」
「もうッ・・・・・！？」
「ん！？んんッ・・・」

・・・・！？龍ちゃんまで！？

でも私は拒まずにいた。


久しぶりに三人で帰った。