今日から昨日へ
夕方少し早めに家を出て、行きつけの美容室で髪をセットしてもらう。
髪をセットするくらい自分で出来ない訳じゃない。
私達は自分にお金をかけ磨くことで価値を持たせる。
エステだってそう。
自分にお金を払ってくれるお客様に対する当然の義務。
「美里ちゃん。京子ちゃんに聞いたわよ。ナンバー1になったそうじゃない?おめでとう」
担当の軽部くんが嬉しそうに笑う。
軽部くんは腕は確かだけどだけどお姉キャラ。
「ありがとう。でもナンバー1だった奈々さんが辞めたからだし。ま、棚ぼたってやつだょ…」
正直ナンバー1になれたのは嬉しかった。
お給料も増えたし、みんなの見方も変わった気がする。
優越感…みたいな。
店に着くと更衣室のところで店長に声を掛けられた。
「美里ちゃん。この子今日から働いてもらう望ちゃん。ちょっとメイクみてあげてくれないかな?」
店長に押し出されるように望ちゃんと言われた人がオズオズと出てきた。
「望です。よろしくお願いします」
望ちゃんの長い黒髪は鬱陶しく、目は厚ぼったい一重まぶた。何より誰から借りたんだかピンクのワンピが似合っていなかった。
「ふぅ」
髪をセットするくらい自分で出来ない訳じゃない。
私達は自分にお金をかけ磨くことで価値を持たせる。
エステだってそう。
自分にお金を払ってくれるお客様に対する当然の義務。
「美里ちゃん。京子ちゃんに聞いたわよ。ナンバー1になったそうじゃない?おめでとう」
担当の軽部くんが嬉しそうに笑う。
軽部くんは腕は確かだけどだけどお姉キャラ。
「ありがとう。でもナンバー1だった奈々さんが辞めたからだし。ま、棚ぼたってやつだょ…」
正直ナンバー1になれたのは嬉しかった。
お給料も増えたし、みんなの見方も変わった気がする。
優越感…みたいな。
店に着くと更衣室のところで店長に声を掛けられた。
「美里ちゃん。この子今日から働いてもらう望ちゃん。ちょっとメイクみてあげてくれないかな?」
店長に押し出されるように望ちゃんと言われた人がオズオズと出てきた。
「望です。よろしくお願いします」
望ちゃんの長い黒髪は鬱陶しく、目は厚ぼったい一重まぶた。何より誰から借りたんだかピンクのワンピが似合っていなかった。
「ふぅ」