私に甘甘不良君


一度は壁ドンをされてみたい。


なんて言っている女子はいるけど


全くされて嬉しいものではない。


どうにかして、

この場を切り抜けなければ、

「や、やめて、
山内君。」

「山内君じゃなくて康太って呼んでよ。
これから付き合うんだから、優奈。」


き、キモ。

ヤバい。

吐きそう。

ってか、付き合うってなんだよ。

付き合うって。

誰も許可した覚えないんだけど。

「嫌がらないでくれ優奈。
どうしたら、君を僕のものにできるんだ。」

山内は、

少しの間悩んだ後、

「そうだ。やってしまえばいいんだ。」

え?
なにいったの?
やる?

は?


ふざけてんのか。
こいつ。


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