one year's story
出会い
「新田っち、おっはよ!」
入学式から数日経った通学途中、朝からテンションの高い渡部ちゃんに背中をぶっ叩かれた。
「渡部ー、痛いよー!あんた力強いんだからさー!」
「ごめんごめ~ん」
天真爛漫な渡部ちゃんは休み時間にも皆に机を囲まれるほど人気者。皆にキャラを合わせることが得意だから仲良くなれるんだろうな。
「…っちー…新田っちー!聞いてる?」
「あ、ごめ、聞いてなかったわ」
「ねえ、だからさ、あの先生無理じゃない?」
小3の頃から気が合う渡部ちゃんは、私と同様に若い男性が苦手でよくその話をしていた。だから、大体わかる。
「あのメガネの若そうな先生?」
「そーそ!さっすが新田っち、話がわかるねぇ~」
「だって、私も苦手だもん…見た目怖いし…」
「ねー!」
こんな話を繰り広げるうちに教室に着く。小学校の頃から変わらない日常。
入学式から数日経った通学途中、朝からテンションの高い渡部ちゃんに背中をぶっ叩かれた。
「渡部ー、痛いよー!あんた力強いんだからさー!」
「ごめんごめ~ん」
天真爛漫な渡部ちゃんは休み時間にも皆に机を囲まれるほど人気者。皆にキャラを合わせることが得意だから仲良くなれるんだろうな。
「…っちー…新田っちー!聞いてる?」
「あ、ごめ、聞いてなかったわ」
「ねえ、だからさ、あの先生無理じゃない?」
小3の頃から気が合う渡部ちゃんは、私と同様に若い男性が苦手でよくその話をしていた。だから、大体わかる。
「あのメガネの若そうな先生?」
「そーそ!さっすが新田っち、話がわかるねぇ~」
「だって、私も苦手だもん…見た目怖いし…」
「ねー!」
こんな話を繰り広げるうちに教室に着く。小学校の頃から変わらない日常。