one year's story
「えーっと、じゃ、まず自己紹介な。俺は、青木海里。22歳」
えー、っと声が上がった。
「なんだー、若く見えるって?」
一人の生徒が、逆だよー、と冷静に返した。
「なんだよ、ひでーなぁ…」
ちょっと膨れるメガネ先生…じゃなくって、青木先生。
ぼーっと眺めてたら、唐突にバチって目があった。
私は出席番号一番だから、初期の席位置だと先生が教卓からわざわざ左を見ないとちゃんと見えない。
あんまり目が合わないはずって踏んでたのに、意外と生徒のこと見てるのかも。
「えーっと、新田?」
「はっ、はいっ?!」
まさか名前を呼ばれるなんて思わなくって、思わず立ち上がった。
「ははは、立つ必要ねーよ。ちょっとぼーっとしてたろ?俺が話してんだから聞いとけよ?」
Sっ気がある言い回しにちょっとキュンってしちゃったのは不覚。
なんだろ、苦手だと思ったけど、第一印象で人を判断するのも良くないって学べた気がする。
雰囲気っていうのかな。なんか落ちつける雰囲気を醸し出してる人。
えー、っと声が上がった。
「なんだー、若く見えるって?」
一人の生徒が、逆だよー、と冷静に返した。
「なんだよ、ひでーなぁ…」
ちょっと膨れるメガネ先生…じゃなくって、青木先生。
ぼーっと眺めてたら、唐突にバチって目があった。
私は出席番号一番だから、初期の席位置だと先生が教卓からわざわざ左を見ないとちゃんと見えない。
あんまり目が合わないはずって踏んでたのに、意外と生徒のこと見てるのかも。
「えーっと、新田?」
「はっ、はいっ?!」
まさか名前を呼ばれるなんて思わなくって、思わず立ち上がった。
「ははは、立つ必要ねーよ。ちょっとぼーっとしてたろ?俺が話してんだから聞いとけよ?」
Sっ気がある言い回しにちょっとキュンってしちゃったのは不覚。
なんだろ、苦手だと思ったけど、第一印象で人を判断するのも良くないって学べた気がする。
雰囲気っていうのかな。なんか落ちつける雰囲気を醸し出してる人。