春に恋をする
「島野〜!」

呼ばれてる!?

「こっち来いよ〜!」


!!!!!?????

どうして私の名前がよばれてるのかが理解出来なかった。

「ほら、行きなよ!」

友梨香が背中を押してくれる。

また壊れそうになった心臓を、真っ赤になった顔を悟られないように近づく。

「どうしたの?」

「お前ら、午後からのオリエンテーションで俺らと同じ班だから!よろしく!」

どうやら私たちがダラダラと山を登っている間に午後のオリエンテーションの班をくじびきで決めていたようだ。

あぁ、神様ありがとう!

私達は急いでお弁当を食べ終えた。
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